小説 「推し、燃ゆ」宇佐美りん 『推し』を応援し続けたい、その狂気が救いである理由を描く芥川賞受賞作 宇佐美りんさんの小説「推し、燃ゆ」の感想です。推しが炎上し、周囲も変化し続けるものの、自らは同じ場所に留まり続ける。その変わらない狂気に、危うさと救いを求める切実な思いを感じました。2021年芥川賞・本屋大賞9位受賞の話題作。 2022.03.22 小説本屋大賞純文学芥川賞賞
小説 「乳と卵」川上未映子 女性として生きる母と娘と『わたし』の物語、芥川賞受賞作 川上未映子さんの小説「乳と卵」の感想です。女性の性や生殖について切り込みつつ、親しみやすくテンポの良い文体で書かれた小説です。後に「夏物語」へと受け継がれる物語でもあります。第138回・芥川賞受賞作品。 2021.07.06 小説恋愛短編集純文学芥川賞賞