「終わりのセラフ1」あらすじ&感想 天使と吸血鬼を巡るダークファンタジー第1巻!

終わりのセラフ1感想・あらすじ クリスマスツリー マンガ

「終わりのセラフ1」のあらすじ&感想です。

このページは「終わりのセラフ1」をネタバレありで紹介しています。

花緒
花緒

あらすじ&感想の他に、タイトル「終わりのセラフ」の『セラフ』の意味についても調べてみました。

「終わりのセラフ1」基本情報


終わりのセラフ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

表紙は主人公・百夜優一郎です。

「終わりのセラフ」シリーズ全体の入門編読む順番を知りたい方は↓をチェックしてみてください。

「終わりのセラフ1」あらすじ

「終わりのセラフ1」のあらすじ、まずは1巻全体のあらすじを掲載します。

未知のウイルスにより人類は壊滅、子供だけが生き残り、地下都市で吸血鬼に支配されていた。勝気な少年・百夜優一郎は仲間たちの犠牲のもと、ただ一人脱出に成功、復讐を誓う。優一郎が見た新しい地上の世界とは!?

終わりのセラフ1―amazon.co.jp

つづいて、掲載されている話ごとのあらすじをまとめます。

第一話 血脈のセカイ

第一話、「終わりのセラフ」の物語の開幕です。

内容は↑に掲載したあらすじそのものとなっています。

物語の舞台は、未知のウイルスで14歳以上の大人が死亡し、ほぼ滅亡。

さらに、突如現れた吸血鬼たちに支配された世界です。

それから4年後の東京、吸血鬼が暮らす地下都市・サングィネムから物語はスタートします。

第一話の時点では「ヴァンパイア歴 2016年」です。

主人公・百夜優一郎(ひゃくや・ゆういちろう)は12歳のヤンチャな少年。

同じ孤児院出身で同い年の百夜ミカエラなど『家族』と一緒に、吸血鬼の都市に捕らわれていました。

家族たちの中では12歳の優一郎・ミカエラが最年長です。

吸血鬼に家畜同然で飼われている境遇に優一郎が耐えられるわけがなく、いつか家族みんなで脱出することのみを夢見ていました。

ちなみに、未知のウイルスが蔓延したのは優一郎が孤児院に連れてこられたその日。
「ヴァンパイア歴 2016年」の4年前なので「2012年」、さらにその日は12月25日・クリスマスでした。
優一郎がみんなに紹介された次の瞬間に世界が滅んでいます。

そんなある日、ミカエラが取り入った吸血鬼の貴族のフェリド・バートリーから脱出経路が書かれた地図と銃を盗みだし、脱出を決意。

家族を引き連れ、地下都市からの脱出を図ったものの、それはフェリドの罠でした。

桁外れに強すぎるフェリドに為す術なく目の前で死んでいく家族たち。

それを見たミカエラは優一郎にフェリドを仕留めさせ、自らを犠牲にし優一郎を逃がします。

花緒
花緒

ダブル主人公の片割れが第一話で亡くなるという衝撃展開です。

命からがら地下都市からの脱出に成功した優一郎。

そんな優一郎を黒い軍服に身を包んだ謎の大人たちが待ち構えていました。

逃げてきたばかりの優一郎に「利用させてもらう」と非情な言葉をかける男。

ライトノベル版の主人公でもあるこの男ですが、マンガの初登場はなかなか嫌な感じのヤツでした。

しかし、優一郎は「吸血鬼たちを滅ぼせるなら」と利用されることを承諾。

(この状況ではそう言うしかないですが・・・)

「家族を殺した吸血鬼たちを滅ぼす」

優一郎がその決意を胸にしたところで第一話は終わります。

花緒
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まさに「絶望からのスタート」。ここから優一郎の吸血鬼との長い戦いが始まります。

第二話 破滅後のニンゲン

第一話から4年後、暦では「ヴァンパイア歴 2020年」ですね。

16歳になった優一郎は吸血鬼たちへ日々恨みを募らせ、吸血鬼を討伐する軍隊に所属していました。

しかし、戦闘時にあまりにも規律・秩序が守れないため、謹慎として高校に通わされることに。

吸血鬼の地下都市で飼われていた優一郎たちは『外の世界では人類が滅亡した』と言い聞かせられていましたが、実際は滅亡しておらず、文明も途絶えていませんでした。

けれども、未知のウイルスが蔓延する前とは異なり、日本を支配しているのは『日本帝鬼軍』という軍隊組織。

その日本帝鬼軍が吸血鬼との戦いで渋谷を奪還、民間人を防衛しつつ文明を守っています。

また、4年前に12歳の優一郎を保護したのは、この日本帝鬼軍の中佐・一ノ瀬グレンでした。

花緒
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この一ノ瀬グレンはライトノベル「終わりのセラフ 一ノ瀬グレン、17歳の破滅&19歳の世界再誕」の主人公です。マンガ「終わりのセラフ」でも最重要ともいえる人物になります。

グレンが所属する吸血鬼殲滅部隊に入隊したいものの、放置され続けた挙げ句、平和ボケした高校に編入させられ、フラストレーションが溜まる一方の優一郎。

そんな優一郎の前に現れたのは、監視役を名乗る少女・柊シノアでした。

グレンからの「友達を作れるまで謹慎は解かない」の伝言に不貞腐れる優一郎でしたが、偶然いじめられていたクラスメイトを助け、親しくなります。

いじめられっ子の名は早乙女与一。

8年前に姉を吸血鬼に殺され、吸血鬼への復讐を望んでいました。

見るからにか弱い与一に、優一郎は「退治の邪魔」「復讐は諦めろ」などと突き放します。

そんな時、学校内に吸血鬼が出現。

逃げ惑う生徒たちの中を逆走し、優一郎は1人吸血鬼退治に向かいます。

けれども、優一郎が持っている刀では吸血鬼に致命傷を与えることができず、さらに人質を取られピンチに。

そこで助けに入ったのが与一でした。

吸血鬼の隙を作り、人質を解放するものの、今度は優一郎が人質となり大ピンチに・・・。

と、すんでの所で吸血鬼殲滅部隊・月鬼ノ組(げっきのくみ)のトップであるグレンが吸血鬼を討伐。

優一郎と、身を挺して優一郎を守った与一は晴れて吸血鬼殲滅部隊への入隊を認められました。

花緒
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ヒロイン&仲間が増え、少年マンガらしい展開になってきました。

第三話 心に棲むオニ

ようやく吸血鬼殲滅部隊に入れた優一郎。

第二話で吸血鬼から助けてあげた女子から告白されるなど、学園生活を謳歌しかけていました。

しかし、あくまで優一郎の目的は「吸血鬼を殺すこと」。

入隊が決まったのに、その後グレンから音沙汰がないことをシノアになじります。

すると、シノアは優一郎が一番欲しがっている力の象徴『鬼呪装備(きじゅそうび)』の力を見せつけます。

『鬼呪装備』は鬼と契約し、その力を付与させた武器のことです。

そのあまりの強大な力には、さすがにいつも勝ち気な優一郎もひるみます。

そこに、与一が第二話で与一をいじめていた生徒と乱入。

いじめっ子の1人が校内にある開かずの間に入ったきり戻ってこないと相談しに来たのです。

実は、その開かずの間は吸血鬼殲滅部隊の隊員を養成するために作られた訓練の場所。

心の修練をしていない常人が入ると鬼に取り憑かれ、最悪死に至るという恐ろしい場所でした。

普通はひるむところですが、それを聞いた優一郎はシノアの制止を聞かず鬼と精神世界でバトルを開始。

4年前に死んだ家族の幻想を見せつけ精神を削ってくる鬼を自力で調伏し、囚われていたクラスメイトを助けます。

花緒
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着々と吸血鬼を倒すための力・手段を手に入れる優一郎。その過程で、結局人助けをしてしまうあたり、少年マンガの主人公ですよね。

そして、この第三話のラスト。

優一郎が地下都市から脱出の際、殺したはずの吸血鬼フェリド・バートリーが登場。

さらに、そのフェリドが話しかけている先は、なんと死んだはずのミカエラでした。

花緒
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という、とんでもなく気になる引きで第1巻は終わります。
なぜ・どうやってミカエラは生きていたのか?

続く第2巻では、ミカエラの4年間が明かされます。

「終わりのセラフ1」初登場キャラクター

「終わりのセラフ」の1巻に初めて登場するキャラクターをまとめます。

  • 第一話
    • 百夜優一郎
    • 百夜ミカエラ
    • フェリド・バートリー
    • クルル・ツェペシ(紹介はなし)
    • 一ノ瀬グレン
    • 花依小百合(紹介はなし)
    • 雪見時雨(紹介なし)
  • 第二話
    • 柊シノア
    • 早乙女与一
  • 第三話:なし

☆豆知識☆タイトルの『セラフ』って?

マンガ「終わりのセラフ」のタイトルにある聞き慣れない言葉『セラフ』。

この『セラフ(seraph)』とはキリスト教・ユダヤ教の天使を指す言葉です。

『セラフ』はヘブライ語で、日本語では『熾天使(してんし)』と訳されます。

熾天使は9つある天使の位階の1つで、最上のもの。

その特徴は、三対六枚の翼を持つこと。

2つの翼で頭を、もう2つの翼で体を隠し、残った2つの翼で羽ばたき空を飛ぶと言われています。

また熾天使という名前は、神への愛と情熱で体が燃えていることから、燃えるという意味を持つ『熾』の字が使われています。

花緒
花緒

愛と情熱で体が燃えているなんて、熱烈ですね・・・。

さらに『セラフ』には西洋音楽におけるガラス製の擦奏体鳴楽器という意味もあります。

  • 擦奏=摩擦する・ピッタリと密着した状態で動かし、音を出す。
  • 体鳴楽器=弦や膜などを用いず、弾性体によって作られた本体が振動し音を出す楽器のこと。

この楽器における『セラフ』は、複数形・セラフィムとして、主にグラス・ハープを指す言葉となります。

花緒
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グラス・ハープは、水の入ったコップの縁をこすることで音を出し、楽器として使うものですね。幻想的な音色が特徴です。

グラス・ハープがセラフィムと呼ばれる由来となったのは↓のような理由です。

その当時は、パイプ・オルガンにおける柔らかいフルー管の高音域が聖堂内に響く音色と酷似しているため、「天使のオルガン (angelic organ)」と呼ばれたり、飲む用途ではなく演奏の用途に使われるグラスであるため、食器としてのグラスと区別して「音楽用グラス (musical glasses)」と呼ばれたり、あるいは天使の位階の中でも最高のものとされるセラフィム (seraphim) の名をそのまま当てて呼んだりもされていた。

グラス・ハープ―Wikipedia

天使のオルガンからセラフィムと呼ばれるようになった、とのことみたいですね。

『セラフ』は天使という意味でした。

※参考
セラフ―Wikipedia
熾天使 ―Wikipedia

タイトルをすべて日本語にすると「終わりの天使」となりますね。

この『セラフ=天使』が今後どのような関わりを持つようになるのか。

それはこれからのお楽しみですね。

※これを書いている2021年11月時点では、けっこう天使が根幹に関わっています・・・。

物語の始まりである「終わりのセラフ」1巻のあらすじ&感想でした。

「終わりのセラフ2」のあらすじ&感想は↓

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