山本文緒

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「自転しながら公転する」山本文緒 恋愛をしている、けど恋愛だけに集中できない。そんな悩みの行き着く先とは?

山本文緒さんの恋愛小説「自転しながら公転する」の感想です。山本文緒さんにとって最後の長編小説となった、この「自転しながら公転する」。仕事と家庭の悩みに翻弄されつつも、恋人とも一緒にいたい。そんなままならない日常を描いた恋愛小説の傑作です。
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「恋愛中毒」山本文緒 どうしてそこまで囚われてしまうのか。恋愛の毒に染まっている、至高の恋愛小説

山本文緒さんの小説「恋愛中毒」の感想です。妻ある男性との恋愛に溺れていく女性を描いた恋愛小説ですが、ただ『不倫がテーマの恋愛小説』というには惜しい、爽やかな毒を浴びられる恋愛小説です。
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「ばにらさま」山本文緒 二度読み必至、喪失と爽快が味わえる短編集

山本文緒さんの小説「ばにらさま」の感想です。恋愛や人間関係を描く短編が6つ収録された短編集です。切なさで苦しくなる、読んでいるとそんな喪失感が味わえます。思わず二度読みしてしまう、驚きの仕掛けも魅力の小説でした。
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「プラナリア」山本文緒 『働かない』ことと、どこか歪んだ恋愛模様を描く短編集 直木賞受賞作

山本文緒さんの小説「プラナリア」の感想です。何もかも、生きてることも面倒くさくて仕事を辞めた。表題作『プラナリア』のような<働かないこと>をテーマに、恋愛模様を交えて描かれた短編小説です。2000年、第124回直木賞受賞作でもあります。
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