小説 「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬 復讐のため狙撃手となった少女の戦いを描く戦争小説 2022本屋大賞 逢坂冬馬さんの小説「同志少女よ、敵を撃て」の感想です。第二次世界大戦における独ソ戦を、狙撃手となったロシア少女の視点から描く戦争小説です。復讐のため狙撃手として頭角を現す少女・セラフィマの運命とは?2022年本屋大賞・大賞獲得の話題作です。 2023.09.30 人間ドラマ小説本屋大賞歴史・時代賞
小説 「自転しながら公転する」山本文緒 恋愛をしている、けど恋愛だけに集中できない。そんな悩みの行き着く先とは? 山本文緒さんの恋愛小説「自転しながら公転する」の感想です。山本文緒さんにとって最後の長編小説となった、この「自転しながら公転する」。仕事と家庭の悩みに翻弄されつつも、恋人とも一緒にいたい。そんなままならない日常を描いた恋愛小説の傑作です。 2023.06.06 人間ドラマ小説恋愛本屋大賞賞
小説 「黒牢城」米澤穂信 籠城の中起きた難事件、解決を導く軍師の意図とは?有岡城の戦いを元にした新感覚時代ミステリー 米澤穂信さんのミステリー小説「黒牢城」の感想です。直木賞受賞作にして、同年の数々のミステリーランキングを獲得した話題作です。有岡城の戦いを元に、城主・荒木村重のあらゆる戦いと、幽閉された黒田官兵衛の『探偵』としての活躍を描いています。 2023.05.24 ミステリー小説探偵もの本屋大賞歴史・時代直木賞賞
小説 「夜が明ける」西加奈子 どうして、こんなに理不尽なのか?友人同士の男性2人の人生を描く傑作長編 西加奈子さんの小説「夜が明ける」の感想です。高校時代に出会い、それぞれの人生を歩んでいく男性2人の生き様を描いた小説です。辛く苦しい泥の中でもがくような生活、しかし現代ではありふれた光景でもあります。そんな社会問題も映し出す小説でした。 2023.02.14 人間ドラマ小説本屋大賞
小説 「滅びの前のシャングリラ」凪良ゆう 終末世界で描かれる愛に溢れた物語 凪良ゆうさんの小説「滅びの前のシャングリラ」の感想です。1ヶ月後に人類滅亡が宣言された世界での人間ドラマが描かれます。主人公たちにとっては地獄から新たな地獄に置き換わった世界。そんな終末世界での愛に満ちた人間模様が魅力の1冊です。 2022.05.21 人間ドラマ小説本屋大賞短編集賞
小説 「推し、燃ゆ」宇佐美りん 『推し』を応援し続けたい、その狂気が救いである理由を描く芥川賞受賞作 宇佐美りんさんの小説「推し、燃ゆ」の感想です。推しが炎上し、周囲も変化し続けるものの、自らは同じ場所に留まり続ける。その変わらない狂気に、危うさと救いを求める切実な思いを感じました。2021年芥川賞・本屋大賞9位受賞の話題作。 2022.03.22 小説本屋大賞純文学芥川賞賞
小説 「ライオンのおやつ」小川糸 残されたわずかな時間を輝かせた女性を描く感動作 小川糸さんの小説「ライオンのおやつ」の感想です。33歳で余命宣告された雫が自身の最期の迎える場として選んだのは『ライオンの家』というホスピスでした。『ライオンの家』で出会いとたくさんの別れを繰り返しながら輝いた雫の人生を描きます。 2022.02.16 人間ドラマ小説映像化本屋大賞
小説 「ストーリー・セラー」有川浩 不治の病に抗う夫・妻、夫婦の戦いを描く感動作 有川浩さんの小説「ストーリー・セラー」の感想です。不治の病で考えるほどに寿命が削られる妻。また、夫が不治の病になった小説家の妻は、逆夢で不幸を覆そうとするのですが・・・。夫婦の物語を真逆の立場から2通り描く、衝撃の感動作です。 2021.10.21 人間ドラマ小説恋愛本屋大賞賞
人間ドラマ 「晴天の迷いクジラ」窪美澄 生と死の狭間で迷う3人の未来とは? 窪美澄さんの小説「晴天の迷いクジラ」の感想です。心がボロボロになった3人の性別も年齢も境遇もバラバラの3人。そんな3人が浜に迷い込んだクジラを見に行くことに。辛すぎるハードな展開と、その先に待つ晴れやかなラストが必見の傑作です。 2021.09.16 人間ドラマ小説本屋大賞賞
小説 「ランチのアッコちゃん」柚木麻子 心を満たしておなかを空かせる罪な小説 柚木麻子さんの小説「ランチのアッコちゃん」の感想です。美味しい食事は時に人生そのものを変える力を持つ、そんな料理のパワーを感じた小説でした。空腹時には危険すぎる美味しそうな小説です。 2021.09.01 人間ドラマ小説映像化本屋大賞短編集賞
小説 「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」相沢沙呼 騙される快感が味わえる圧巻の本格ミステリー 相沢沙呼さんのミステリー小説「medium 霊媒探偵・城塚翡翠」の感想です。美少女霊媒師・城塚翡翠が小説家の香月史郎とともに難事件に挑むミステリーですが、終盤、物語は想像もできない咆哮へと向かいます。この衝撃の結末をあなたは予想できますか? 2021.08.31 ミステリー小説映像化本屋大賞短編集賞
小説 「ムゲンのi」知念実希人 医療・ミステリー・ファンタジーが楽しめる贅沢な1冊! 知念実希人さんの小説「ムゲンのi」の感想です。眠り続ける難病の患者たちを救うため、患者、そして自身の過去と向き合う若き女性医師の奮闘を描いた小説です。幻想的な世界観で本格的な医療ミステリーを堪能できるオススメの1冊。2020年本屋大賞ノミネート作品。 2021.05.06 ファンタジーミステリー人間ドラマ医療もの小説本屋大賞賞
ミステリー 「罪の声」塩田武士 「グリコ森永事件」を新たな解釈で描いた社会派ミステリー 塩田武士さん作「罪の声」の感想です。昭和に起きた大事件「グリコ森永事件」をもとに描かれた社会派ミステリー。事件の真相に「罪の声」の主と新聞記者の2人が迫ります。事件で奪われた未来と、明かされた真相の末に待っていた希望とは? 2021.04.01 ミステリー小説映像化本屋大賞賞
ミステリー 「騙し絵の牙」斜陽の出版業界を巡る社会派ミステリー、原作モデル・大泉洋が主演の映画も公開 塩田武士さん作「騙し絵の牙」の感想です。3月26日(金)に大泉羊さん主演の実写映画が公開されることで話題の同作。出版業界に生きる男が隠し持っていた牙とは?読むと本が買いたくなる1冊です。 2021.03.18 ミステリー小説映像化本屋大賞賞
小説 「むかしむかしあるところに、死体がありました。」は昔話パロディの皮を被った本格ミステリーだった! 青柳碧人さん作「むかしむかしあるところに、死体がありました。」の感想です。一寸法師や桃太郎など、誰もが知る昔話の世界で殺人事件が起きたら?という突飛な設定と、鮮やかなトリックが楽しめる、イメージと裏腹の本格ミステリー作品です。 2021.03.12 ミステリー小説本屋大賞短編集賞
小説 「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこの本屋大賞受賞作!さまざまな家族にリレーされた少女のゴールとは? 瀬尾まいこさんの小説「そして、バトンは渡された」の感想です。家族とは、血のつながりとは、そして幸せとは・・・。何度も変わる親元で育った少女の目線で描かれた、不幸ではない家族のお話です。本屋大賞受賞、圧巻の感動作をお楽しみください。 2021.02.23 ホームドラマ人間ドラマ小説映像化本屋大賞賞
小説 「屍人荘の殺人」今村昌弘 あり得ないクローズドサークルが誕生!新ジャンルの本格ミステリーシリーズ第1作 今村昌弘さん作「屍人荘の殺人」の感想です。2019年に豪華キャストで詠歌がされたことでも話題の本作「屍人荘の殺人」。アッと驚く怒濤の展開からは目が離せません!ミステリー好きにオススメの新・本格ミステリーです。 2021.01.27 ホラーミステリー小説探偵もの映像化本屋大賞賞