人間ドラマ

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「緋の河」桜木紫乃 本物の自分として生きるために闘う主人公を描く傑作小説

桜木紫乃さんの小説「緋の河」の感想です。戦時中の釧路で生まれ、男でありながら男であることに違和感を持ち、ゲイボーイとしていきながら、自分として闘い生きていく主人公・秀男の姿を描いていきます。カルーセル麻をモデルにした圧巻の人間ドラマです。
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「きこえる」道尾秀介 コードを読み取ると聞こえる音声!読者が『耳』で謎解きをする体験型ミステリー小説

道尾秀介さんの新感覚ミステリー小説「きこえる」のネタバレなし感想です。小説内に登場する二次元コードを読み取ることで聞こえる音声をもとに、読者自らが真相を導き出す、全く新しいミステリーです。音が加わることでの没入感は他では味わえない面白さでした。
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「ヴァンサンカンまでに」乃南アサ 不倫と二股、バブル期の日本を舞台に繰り広げられる歪んだ恋愛の行方とは?

乃南アサさんの恋愛小説「ヴァンサンカンまでに」の感想です。新入社員の翠は忘年会で同期の男性と恋仲に。しかし、彼女は20才以上年上の上司・荻島と不倫関係にもありました。そんな翠と荻島の関係を中心に、歪んだ恋愛模様が描かれていきます。
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「真夜中のマリオネット」知念実希人 美しい少年は婚約者を奪った殺人鬼なのか?医師が真相を探るミステリー小説

知念実希人さんのミステリー小説「真夜中のマリオネット」の感想です。事故で搬送されてきた美少年は婚約者の命を奪った殺人鬼『真夜中の解体魔』かもしれない。犯人に復讐を誓う女性医師が容疑者となった少年と、事件の真犯人と真相を探るミステリー長編です。
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「魔法使いの弟子たち」井上夢人 未知のウイルス感染症から生還した人たちの数奇な運命とは?医療SF長編

井上夢人さんのSF小説「魔法使いの弟子たち」の感想です。竜脳炎と呼ばれる未知のウイルスに感染した主人公。奇跡的に生還を果たした彼は『後遺症』と呼ばれる特殊な能力に目覚めていました。他の生還者とともに、能力を持った彼らは数奇な運命を辿ることとなります。
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「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬 復讐のため狙撃手となった少女の戦いを描く戦争小説 2022本屋大賞

逢坂冬馬さんの小説「同志少女よ、敵を撃て」の感想です。第二次世界大戦における独ソ戦を、狙撃手となったロシア少女の視点から描く戦争小説です。復讐のため狙撃手として頭角を現す少女・セラフィマの運命とは?2022年本屋大賞・大賞獲得の話題作です。
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「ドクター・スリープ」スティーブン・キング 前作「シャイニング」から36年、『かがやき』を持つダンの新たな戦いを描く続編

スティーブン・キングのホラー小説「ドクター・スリープ」の感想です。傑作ホラー「シャイニング」36年ぶりの続編は、『かがやき』を持つ少年・ダニーが主人公。大人になったダン(ダニー)が新たな敵<真結族>から、同じく『かがやき』を持つ少女・アブラを守るため死闘を繰り広げます。
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「世界でいちばん透きとおった物語」杉井光 衝撃の読書体験!感動のミステリー小説

杉井光さんのミステリー小説「世界でいちばん透きとおった物語」の感想です。この仕掛けには必ず圧倒される!そんな衝撃の読書体験ができる、スゴい小説です。父親の遺稿探しの果てに辿り着いた父の姿とは?
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「落日」湊かなえ 15年前に起きた一家殺害事件の真相とは?バラバラだった点と点がつながる、感動のミステリー小説

湊かなえさんの小説「落日」の感想です。新人脚本家・千尋のもとに新進気鋭の映画監督・香から新作の依頼がくるところから始まるミステリーです。新作で監督が描きたいのは、千尋の地元で15年前に起きた一家殺害事件でした。調べるうちに判明する衝撃の真相とは?感動の結末は必見です。
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「アリアドネの声」井上真偽 三重苦の女性を大地震で崩壊した地下都市から救い出す!臨場感あふれる傑作

井上真偽さんさんのミステリー小説「アリアドネの声」の感想です。大地震により崩壊した地下都市から、一人の女性を救い出す。しかし、その女性は目が見えず、耳も聞こえない三重苦の女性でした。ドローンを使った救助作戦を決行する主人公たちですが、次々と困難に見舞われます。最高の結末は必見です!
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「よるのふくらみ」窪美澄 幼なじみの兄弟との三角関係の行方とは?3人の視点で描かれる、どこか爽やかな恋愛小説

窪美澄さんの恋愛小説「よるのふくらみ」の感想です。同じ商店街で一緒に生まれ育った女性と兄弟による三角関係を描いた恋愛小説です。兄と交際し同棲しながら、弟にも思われる。ある夜をきっかけに3人の関係が歪んでいきます。
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「ねこのおうち」柳美里 生まれたての子猫6匹が新しい家族に出会うまで、猫好きにオススメの猫小説

柳美里さんの小説「ねこのおうち」の感想です。母猫を失った6匹の子猫たちが、それぞれ人間の家庭に引き取られていく様子が描かれています。引き取る家族の事情もさまざま。猫と家族たちの物語の結末とは?猫好き・愛猫家は必見の猫小説です。
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「燕は戻ってこない」桐野夏生 『代理出産』を巡る代理母・依頼者夫婦、三者の思惑とは?

桐野夏生さんの小説「燕は戻ってこない」の感想です。生活の困窮から代理母になる女性と、代理母を依頼する夫と妻という三者の視点から、代理出産が描かれていきます。基本的に誰もが身勝手、だからこそ面白い。社会問題を痛烈に描いた傑作でした。
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「鈍色幻視行」恩田陸 小説『夜果つるところ』と作者・飯合梓に翻弄される人々を乗せたクルーズ船の行き着く先とは?

恩田陸さんの小説「鈍色幻視行」の感想です。呪われた小説『夜果つるところ』に入れ込んだ人々に、小説家・蕗谷梢が取材を申し込みます。取材を通して見えてきた『夜果つるところ』とその作者・飯合梓の正体とは?クルーズ船旅行の悠々とした描写も魅力のミステリーです。
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「ハグとナガラ」原田マハ 日常と日常から離れた女2人旅を描いた短編旅小説

原田マハさんの小説「ハグとナガラ」の感想です。大学の同級生であるハグとナガラの旅の様子を描いた連作短編小説です。30、40、50代と年を重ねるにつれ変わっていく日常と、そんな日常から解き放たれる旅の魅力を描いています。
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「クロコダイル・ティアーズ」雫井脩介 疑心暗鬼で家族が壊れる様を描いたホームサスペンス

雫井脩介さんの小説「クロコダイル・ティアーズ」の感想です。一人息子が、息子の嫁の元交際相手に殺害される。そんな悲劇に端を発し、一つの家族が疑心暗鬼の中で歪んでいく姿を描いています。義理の両親や義伯母から見た『息子の嫁』の姿とは?結末がある意味怖すぎるサスペンスです。
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「夜に星を放つ」窪美澄 星・星座を中心に据えた5編が収録された短編小説【直木賞】

窪美澄さんの小説「夜に星を放つ」の感想です。大切な人を失った・失ってしまう人たちを描いた5つの短編が収録された小説です。本作で直木賞を受賞。星や星座がテーマである、静かで繊細な物語でした。
小説

「やめるときも、すこやかなるときも」窪美澄 なぜ結婚するのか、と問われるような恋愛小説

窪美澄さんの小説「やめるときも、すこやかなるときも」の感想です。過去に囚われ続ける家具職人と、恋愛が上手くできない会社員。2人が出会い、惹かれながら、互いの結婚への障壁に立ち向かっていきます。どことなく優しい雰囲気の、読んでいて救われる小説です。
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「ガリバー旅行記」ジョナサン・スウィフト 童話ではない!風刺小説として面白すぎる傑作の新訳版

ジョナサン・スウィフトの小説「ガリバー旅行記」の感想です。船旅の中、小人だらけの国へ迷い込んでしまうという展開が有名な「ガリバー旅行記」の新訳です。小人の国よりももっと風変わりで、大変な目に遭っていくガリバーの奮闘記が描かれます。
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「自転しながら公転する」山本文緒 恋愛をしている、けど恋愛だけに集中できない。そんな悩みの行き着く先とは?

山本文緒さんの恋愛小説「自転しながら公転する」の感想です。山本文緒さんにとって最後の長編小説となった、この「自転しながら公転する」。仕事と家庭の悩みに翻弄されつつも、恋人とも一緒にいたい。そんなままならない日常を描いた恋愛小説の傑作です。
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