3月4日に「破壊神マグちゃん」3巻が発売しました。
ますます破壊神ワールドが広がっていますね♪
ちなみに、週刊少年ジャンプではだいたい2~4巻くらいが打ち切りコース最初の山となっています。
※わたしの独断と偏見です。
「破壊神マグちゃん」は現在・2021年3月時点で連載絶好調なので、第一関門は突破しました。
このまま連載一周年まで順調に育って欲しいと願っています。
- 週刊少年ジャンプで連載中のギャグマンガ
- 主人公は破壊神
- ヒロインは中学生の少女
- 舞台は田舎の海辺町
- エロ・グロなし
- 少年マンガにありがちなラッキースケベもなし
「破壊神マグちゃん 3」のあらすじ
「破壊神マグちゃん 3」のあらすじをご紹介する前に、まずは前2巻までのお話を簡単にまとめます。
- 破壊の邪神・マグ=メヌエクは600年前に封印されていた
- 中学生・宮薙流々(みやなぎるる)によって封印が解かれたが、600年の年月が彼を弱体化させた
- いろいろあって、マグ=メヌエクは宮薙流々といっしょに暮らすことに
- 他の邪神や宮薙流々の同級生などと慌ただしい生活を送るなかで、2人には徐々に絆が芽生えていく・・・
ざっくりですが、こんな感じです。
「もっと詳しく知りたい!」という方はこちらも↓。
では、3巻のあらすじを掲載しておきます。
流々の通う学校を新たな拠点とし、着々と信徒を増やす破壊神マグちゃんだったが、風邪菌の影響で大暴走! 摂理の神・ウーネラスの権能により、流々たちは小さくなって、マグちゃんの体内へ潜入するのだが!?
楽天ブックス:破壊神マグちゃん3
↑のあらすじは3巻冒頭に掲載されている17話「混沌をもたらす病」のものです。
「混沌をもたらす病」は1話で完結しているので、ほぼ1話オンリーのあらすじですね。
破壊神もハロウィン&クリスマスを満喫!?
この「破壊神マグちゃん」3巻は、週刊少年ジャンプで10~12月にかけて掲載されていたお話が収録されています。
そのため、ハロウィンやクリスマスなど季節イベントが多め。
わたしは週刊少年ジャンプも購読しているので、リアルタイムで季節イベントとリンクしたお話を楽しんでいました。
季節と合わせたストーリーが楽しめるのも週刊連載の良いところですよね。
ストーリーは落ち着き気味
「マグちゃん」3巻は、大きなストーリー展開がない巻となりました。
初登場のキャラクターは巻末に登場するヒロイン・流々の母親くらいです。
しかし、流々の母親は以前から登場人物の会話に出てきていたので、純粋な初登場キャラクターはいないかもしれません。
ストーリーそのものも物語の展開に大きく絡んでくるような話はありませんでした。
と書くと、話が停滞しているようですが、むしろ安定期に入ったというべきでしょう。
前述しましたが、週刊少年ジャンプにおいて3巻前後は一番はじめにくる打ち切りの山。
打ち切りコースに乗ってしまうと、3巻あたりの展開が怒濤の速さで進んでいきます。
むしろその時期にのんびりした話を展開している「マグちゃん」は山を越え、流れに身を任せていられる証拠です。
また、2巻まででマグちゃん・流々をとりまく人たちの説明はあらかた終わりました。
よって3巻では、2巻までで作った土壌を活かし、登場人物たちを自由に動かしています。
実は連載中の週刊少年ジャンプでは、現在、物語が大きく動き出しています!
3巻は大きく変動する物語の前の地ならしと言ったところでしょう。
今後の展開から目が離せませんね!
イズマが所属する聖騎士団とは?
「破壊神マグちゃん 3」の表紙を飾ったのは、唯一?のイケメンキャラであるイズマ・キサラギです。
正義感が強い熱血漢でイケメン。
であるにも関わらず、初登場から現在までとにかく悲運な少年です。
マンガが変わればおそらく主人公ポジションに収まっていたイズマ。
しかし、登場したマンガが「破壊神マグちゃん」だったために「中二病っぽい変なヤツ」ポジションにおかれています。
そんなイズマ・キサラギは、マグちゃんを封印した聖騎士団の末裔。
幼い頃から邪神を倒すべく想像を絶するような修行を積んできたスゴい少年です。
努力家で血糖にも恵まれた、まさに少年マンガの主人公。
今回はそんなイズマ・キサラギの先祖が所属していた「聖騎士団」について調べてみました。
そもそも「聖騎士団」って本当にあるの?
「聖騎士団」について検索したところ、実在した組織として「聖ヨハネ騎士団」というものが見つかりました。
Wikipediaに掲載されている聖ヨハネ騎士団の説明は以下の通りです。
聖ヨハネ騎士団(せいヨハネきしだん)は、11世紀に起源を持つ宗教騎士団。テンプル騎士団、ドイツ騎士団と共に、中世ヨーロッパの三大騎士修道会の1つに数えられる。
本来は聖地巡礼に訪れたキリスト教徒の保護を任務としたが、聖地防衛の主力として活躍した。ホスピタル騎士団(Knights Hospitaller)ともいい、本拠地を移すに従ってロドス騎士団、マルタ騎士団とも呼ばれるようになった。現在の正式名称は「エルサレム、ロードス及びマルタにおける聖ヨハネ主権軍事病院騎士修道会」である。
聖ヨハネ騎士団-Wikipedia
(一部省略しています)
聖騎士団、実在しましたね、。
「聖騎士団」というワードは2次元フィクション界隈によく出てくるので、勝手にフィクションの産物だと思っていました・・・。
ちなみに、末尾にも記載されていますが、現在は聖ヨハネ騎士団の系譜に連なる組織・マルタ騎士団として活動しています。
現在もある組織だったなんてさらにビックリですね・・・。
わたしは特別な信仰を持たない日本人なので、キリスト教については詳しくありません。
聖ヨハネ騎士団・マルタ騎士団などは世界史の教科書で目にしたことがあります。
そう考えると、そこまでわたしとも無縁の存在ではないような気がしなくもないです。
「聖騎士団」をざっくり説明してみる
聖ヨハネ騎士団の歴史は1023年に始まります。
2年後に誕生1000年ですね!
「ヨハネ」という言葉からも推測できますが、キリスト教の宗教騎士団です。
そんな宗教騎士団の仕事は聖地巡礼に訪れたキリスト教徒の保護。
聖地防衛の主力としても活躍しました。
この頃のキリスト教の聖地はイスラエルにあるエルサレムです。
今のキリスト教は、イタリア内部にあるバチカン市国が聖地のイメージですが、当時はエルサレムにあったのですね。
また、エルサレムと聞くと、現在はイスラム教のイメージです。
少し調べたのですが、エルサレムにおける宗教は超難しそうなのでここらへんにしておきます。
そんなエルサレムを防衛していた聖ヨハネ騎士団は、別名・ホスピタル騎士団とも呼ばれていました。
ホスピタル=病院の名の通り、最大2000人が収容できる病院・宿泊施設を運営していたとのこと。
日本はまだ平安時代な1000年前に、そんな充実した施設があったなんて素直にスゴいですね。
ただ、設立当時の聖ヨハネ騎士団の騎士は修道士。
戦いが専門の騎士ではありませんでした。
しかし時代が変わるにつれ戦い要素が強く、騎士らしくなっていきます。
マグちゃん(マグ=メヌエク)が封印されたのはおよそ600年前。
その頃の聖ヨハネ騎士団は、イスラム教徒と戦う唯一の騎士修道会という存在でした。
いろいろな国とも戦争を繰り返しています。
たしかに、この時期の聖ヨハネ騎士団なら破壊神1体を封印する勢いがありそうですね・・・。
花緒の勝手な考察
この聖ヨハネ騎士団がイズマ・キサラギの先祖が属していた聖騎士団のモデルかどうかは結局わかりません、
聖ヨハネ騎士団の敵は邪神よりも異教徒のようなので、名前だけ拝借といった感じですかね。
聖騎士って響きがすでにイケメンですしね。
そもそも、聖騎士団はフィクションの世界に頻繁に出てくる組織。
したがって、「破壊神マグちゃん」の聖騎士団は他の作品に出てくる聖騎士団を掛け合わせたイメージと考えれば良さそうですね。
この先の「破壊神マグちゃん」で聖騎士団がどう絡んでくるか、注目ですね!
花緒の感想
2巻発売から2カ月。
時が経つのは早いな~、と思いつつ3巻のあらすじ&聖騎士団の考察を書いてみました。
「破壊神マグちゃん 3」は同級生とのワチャワチャや動物たちの可愛さ、そして親子愛に触れられる1冊です。
個人的にはヒロインに恋する少年・藤沢錬にもっと頑張ってもらいたいと思っています。
「マグちゃん」完結までに彼の恋が実ることがあるのでしょうか?
(おそらく難しいでしょうが)
世界観が安定してきた3巻。
次4巻では、新たな邪神が登場するなどますます目が離せない展開になります。
「破壊神マグちゃん 4」は6月発売!3カ月後が待ち遠しいですね。
すでに刊行済みの「破壊神マグちゃん4」の感想は↓