上木敬さんのマンガ「破壊神マグちゃん6」の感想です。
連載一周年を突破したこの6巻では、ついに敵対する邪神・ミュスカーと決着が付きます。
邪神VS邪神、どんな戦いが繰り広げられるのか気になりますね。
連載50話を超え『ついに』明かされる出来事が盛りだくさんだった「破壊神マグちゃん6」をご紹介します。
「破壊神マグちゃん6」あらすじ
4巻から登場したミュスカーの暗躍が光る「破壊神マグちゃん」6巻。
5巻ではジワジワとその力を拡大させ、今後のバトル展開を予想させる終わり方をしました。
この6巻では、読者の期待通り?にバトル展開が訪れます。
まずは、そんな「破壊神マグちゃん6」のあらすじを掲載します。
秘密基地を作ったり、ゲームしたり勉強したりと、日々支配を拡大している破壊神マグちゃん。流々と出会って一年を迎える頃、マグちゃんを狙う『運命』の邪神・ミュスカーが本格的に暗躍し始めるが…!?
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ギャグマンガでバトル展開が始まるとテコ入れを心配してしまいますが、マグちゃんの場合は平常運転のようです。
バトルと言ってもゆるゆるでとても可愛かったですし。
ただ、アクションシーンはゆるゆるなものの、精神攻撃を仕掛けてくるあたり、なかなか姑息な手を使うと思いました。
対ミュスカー編は一段落
「破壊神マグちゃん」は6巻で大きな物語の山を終えました。
山を終えたところで、マグちゃんは安定してほのぼのとした世界観をキープしてくれています。
表紙はミュスカー&コピーマグちゃん
「破壊神マグちゃん6」の表紙は、この巻で暗躍する混沌の神・ミュスカーとコピーマグちゃん。
本物のマグちゃんと仲良くなれない分、コピーマグちゃんとはすっかり仲良しですね。
個人的にミュスカーのような『悪い美少年』キャラクターは大変好みなので、この先ももっと活躍を続けて欲しいと思います!
「破壊神マグちゃん」1~5巻までのあらすじ
マグちゃんの封印が解けてから夏、秋、冬と季節が過ぎ、流々ちゃんたちは中学3年生に進学しました。
破壊神マグちゃんをはじめ、ナプタークなど邪神たちと平和な日常を送るかたわら、混沌教団サイドはキナ臭くなってきました。
学校教師として送り込まれた刺客や、ミュスカーとウーネラスの直接対決など。
また、流々ちゃんの誕生日を経て、流々ちゃんとマグちゃんはさらに絆を深めています。
というのが、5巻までの簡単なあらすじでしょうか。
もっと詳しく知りたい方は↓の過去記事をチェックしてみてください。
また、1ページで分かる!「破壊神マグちゃん」各巻紹介は↓をチェックしてみてください。
「破壊神マグちゃん 6」 ついにミュスカーとの戦いが決着!流々の過去もついに明かされる第6巻
これまでの「破壊神マグちゃん」紹介では、作中にまつわるワードをわたしなりに調べていたのですが、今回は特に目新しいものがありませんでした。
そこで、ここからは6巻にあった『ついに!』とも言えるファン待望の展開をご紹介していきます。
流々の父親がついに登場
流々ちゃんには海外で医師として働く母親はいますが、父親はいません。
最初の方で亡くなっているとだけ伝えられていましたが、どんな人だったのかはこれまで明かされてきませんでした。
「破壊神マグちゃん6」では、そんな流々ちゃんの父親がついに登場します。
しかし、その登場の仕方はなんとも切ないものでした。
また、父親つながりでは藤沢錬の父親も6巻で初めてちゃんと紹介されます。
流々ちゃんと錬の父親、その両名に刺激を受けたマグちゃんは、流々ちゃんにとって父親のような存在になることを目指します。
努力の方向性は間違っているものの、そんな破壊神の姿にはほっこりしました。
ナプタークがついに活躍
精神支配の権能『狂乱』という、普通に考えれば最強の力を持つ邪神・ナプターク。
しかし、弱体化した現在の彼の支配下にあるのはヤドカリなど海の生き物のみ。
生きていくために食堂でアルバイトをし、料理の腕だけがどんどん上がっている状態でした。
おそらく、未だかつてこんな努力家の邪神はいなかったでしょう。
そんな邪神としての本来の自分を完全に忘れていたナプタークが、この6巻で始めて戦闘面で活躍します。
ナプタークファンは涙なしには見られない感動シーンでした。
連載一周年を突破
「破壊神マグちゃん」は6巻収録の第49話で連載一周年を突破しました!
コミックスでは残念ながら白黒ですが、ジャンプ本誌では見開きカラーで掲載されました。
ファンとしては大変よろこばしいことです。
けれども、現実の時間と「破壊神マグちゃん」の世界の時間が完全に一致していることが気がかりです。
サザエさん方式とは違い、しっかりと登場人物が年を取ってしまう。
現実との時間を一致させれば、週刊連載では季節感ある話がかけます。
しかし、その分物語の展開スピードが速く、連載が終わってしまうのではと心配になります・・・。
今、流々ちゃんたちは中学3年生。
高校生になってもマンガは続くでしょうか?
連載1年を超え「破壊神マグちゃん」の世界観にますます愛着がわいているので、終わってしまったら悲しいです。
そんなこんなで、1つの大きなバトル展開を終えた「破壊神マグちゃん6」。
週刊少年ジャンプの方では、秋になり受験モードに突入しています。
この先の展開も気になるところですが、毎週心のオアシスとなっている「破壊神マグちゃん」をこれからも応援していきたいです!
「破壊神マグちゃん」7巻は2022年1月に発売されます!
次7巻のあらすじ&感想は↓